機織り職人の仕事場から…

始まりました! 八ヶ岳倶楽部 作品展

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いよいよ本日(8月3日)、山梨県の八ヶ岳南麓にある八ヶ岳倶楽部にて
影山秀雄 手機で織る藍の布”が開会しました。

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会場となるギャラリーの入り口正面には生成り地に藍染めの“螺旋”ののれんを吊って
お客様をお迎えします。

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今回は“ブース展”ということで展示スペースは広くないのですが、
藍染めの作品をメインにギュッと引き締まった展示ができたと思っています。

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定番のテーブルマット類。
最近藍の染まりが良いので青の濃淡が清々しく並びます。

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夏のアイテム・手紡ぎ木綿のストール類。
生成り色をメインに自然な綿の色や植物染料の色が優しい雰囲気を作っています。

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年間を通じて人気のあるジュートマットです。
今頃の季節に裸足で踏むと気持ちのいいマットなので、今回は色を3色・長さ3種類で作ってきました。

標高1360mに位置する八ヶ岳倶楽部は8月のこの季節も暑さ知らずの別天地です。
高原の緑と冷たい空気がお待ちしています。


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# by kageyama_kobo | 2017-08-03 21:50 | 発表の場

影山秀雄 手機で織る藍の布 in 八ヶ岳倶楽部

昨年に引き続き夏の八ヶ岳倶楽部にて作品展を行います。
今回は広いスペースの“ステージ”ではなく、ギャラリーの一角の“ブース”での開催となります。
楽しいアートやクラフトの作品に囲まれた中で私の藍の布をご覧いただきます。

下界では夏真っ盛りのこの季節、八ヶ岳中腹のこの場所は暑さ知らずの気候です。
私は毎日会場にいます。涼しい高原の空気と共に皆様をお待ちしています。
避暑を兼ねてぜひお出かけください。

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# by kageyama_kobo | 2017-07-17 10:18 | 発表の場

緊急事態発生!

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8月の作品展に向けてジュートマットを織っています。
昨日、このマットを織っていると綜絖を上下させる踏み木がストンと落ちたような感触があり、
綜絖が思うように動かなくなってしまいました。

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原因を調べてみるとご覧の通り、綜絖枠の上下を支える板が折れていました。
緯糸をしっかり打ち込まないといけないので、経糸にはかなりのテンションをかけます。
この経糸を開口させるために、この板には強い力が下方に向かってかかります。
おまけにこの板の中心近くには節があったため、度重なる下に引っ張る力に耐えかねて
折れてしまいました。

このままでは綜絖を動かすことができず、つまり仕事が続けられません。

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しばらく思案しましたが、染め場の隅っこに手頃な板があったのを思い出しました。
綜絖枠の板の幅に合わせて切り、ご覧のように8本の木ねじで固定しました。
いずれ綜絖枠の板は取り替えなければなりませんが、ひとまずこの応急処置で何とか仕事は続けられ、
無事に織り上げることが出来ました。

こんな時に助けられるために、小さな木切れや金具などは簡単に捨てることができません。
でも、いつ使うのかわからないガラクタを置いておくのにも場所が必要なため、
どこまでとっておけばいいのかは常に悩みの種です。



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# by kageyama_kobo | 2017-07-10 10:20 | 道具の話

銀座 一穂堂 麻と蓮展

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かれこれ20年のお付き合いとなる一穂堂の企画展に参加させていただくことになりました。
タイトルの“麻と蓮展”の通り、私は麻を素材としたのれん・卓布・帯に加え、
蓮のストールや紬の反物を出品します。

鞆岡隆史さんの写真・松崎融さんの漆の作品とともに
初夏の瑞々しい雰囲気を創り出せたらと思っています。

私は初日(6/16)の午後、会場にいます。

新作の紬反物“雨ニモ負ケズ”や、16年ぶりに復刻した麻のれん“螺旋”と共に
お待ちしています。

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# by kageyama_kobo | 2017-06-12 19:38 | 発表の場

のれんの仕立て

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我が家では“のれん”は織り上がった後は庭に張り、地直しの作業を行います。
実際には刷毛を用いて生地を水で濡らし、経緯の糸をよく馴染ませるのが目的です。

この工程を経た後に仕立ての作業に移ります。

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のれんの仕立ては母が専門に行っていました。しかし高齢化に伴い現在では私がその後を継いでいます。言ってみれば我が家ののれんはすべて“男仕立て”です。

縫い糸には生地の麻糸よりも弱い木綿の糸を用います。何かのトラブルでのれんが引っ掛けられた時、縫い糸が切れることで生地が裂けるのを防ぐためです。

縫い糸が表面に出ないよう、織り糸をすくうように針を進めます。

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影山工房でのれんを織り始めた当初から織り続けている“雨”というタイトルののれんの完成です。




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# by kageyama_kobo | 2017-05-29 12:04 | 仕事場の風景