機織り職人の仕事場から…

“発泡スチロール”は強い味方

紬糸座繰り玉糸のような節の多い経糸を使う場合は、布の中に極端な節の固まりが織り込まれないように大きな節は取り除きながら織っていきます。

特に濃い色の経糸の場合は糸の状態が見にくいために、私は筬柄(おさづか)の下と綜絖の向こう側の下部に発泡スチロールの板を置くことにしています。


2~3センチの厚さの発泡スチロールの板を買ってきて、足に触らない大きさにカットして、機のフレームの上に乗せるだけです。

軽い物でもあり特に固定する訳ではないので邪魔な時や不要な時には簡単に取り外すことが出来ます。


織り際の上から覗くとご覧のように、白い発泡スチロールをバックに糸の状態がくっきり浮かび上がって節を見つけるのがとても楽になります。


織り終った後の綜絖の向こうのスチロールの上には、経糸が擦れて落ちた綿ぼこりがこんなに積もっていました。

ふんわりですが厚さは3センチほどはあったでしょうか。途中で一回掃除をしたので、一反の半分くらいを織って出た量です。


まとめて手に取るとこんな量です。織っている最中に経糸に絡みつかなかったのが不思議なくらいです。

by kageyama_kobo | 2009-11-12 21:36 | 仕事のコツ