機織り職人の仕事場から…

手持ちの“竹筬”をお譲りします

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f0175143_1712612.jpg我が家で織物をやっているという話を聞いて時々織り道具が持ち込まれることがあります。この筬たちもその仲間で「いつか使ってやろう」と思いながら保存しておいたのです。
私は長年竹筬で紬の反物を織ってきましたが、ある時ステンレスの筬を使い始めて感じたのは「織り上がった布にほとんど変わりは無い」という事でした。そんな訳で現在私が仕事で使う筬はステンレスの筬が主流で竹筬の出番はほとんどありません。そこで、この竹筬を有効に使っていただける方にお譲りしようと思います。

竹筬は現在では国内で製作する所は無くなってしまい、一部の人たちが国産の竹筬を復活しようと研究会を作って頑張っています。高機の場合は筬塚が上から吊られているので少々重い金筬でも問題ないのですが、地機を織る人たちにとっては竹筬の消滅は致命的な出来事でしょう。そんな方たちに使っていただけたらこの筬たちもきっと喜ぶと思います。

筬羽の密度は着尺用が主で、鯨寸間19・30・50~65羽/通し幅38~45センチのものです。細かな仕様は説明しきれないので実際に手に取ってご覧になって下さい。

程度はほぼ新品のまま保存されていたような物から使い込まれた物まで色々ですが、これらを以下の三段階に分けて価格を付けました。

・Aランク…少々のシミはあるもののほぼ新品に近い状態で保存されていたもの.(一枚⇒8000円)
・Bランク…使用感があり紙の部分に虫食いがあるものの、筬羽はきれいなもの.(一枚⇒5000円)
・Cランク…使用感があり部分的に痛みはあるものの、使い方によっては使用可能なもの.(一枚⇒3000円)

この筬の販売は“第二回 影山工房公開講座”と同時開催の“織道具機料善”の中で2月15日(日)のみ行います

・なるべく多くの方に使っていただきたいので、お求めはお一人二本までにしてください。
・中古品のため返品・交換はご容赦ください。
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by kageyama_kobo | 2015-02-07 17:59 | 道具の話