機織り職人の仕事場から…

2009年 02月

糸染めの色合わせ [2009-02-25 22:18 by kageyama_kobo]
糸染めの強力な助っ人(手カギ) [2009-02-23 20:41 by kageyama_kobo]
千切り巻き…巻き始めの結び方 [2009-02-15 13:40 by kageyama_kobo]
三つのメガネ [2009-02-09 20:09 by kageyama_kobo]
影山秀雄織物美術館展…初日 [2009-02-01 23:16 by kageyama_kobo]

糸染めの色合わせ

私が織物の仕事に就いた当時、仕事のほとんどは注文制作でした。主に紬の反物や帯でしたが、すべて見本布どおりに織り上げるという仕事でしたから、お客様から「色が違う!」と言われないように糸染めの色合わせは特に神経を使いました。
自分の色の好みに関係なく注文どおりの色に染めなくてはならないので、この時期に苦労しながら沢山の色を染めてきたことが後々ずいぶんと役に立っています。

              今回も“へっつい”の前から、この糸染めの色合わせの仕事をご覧いただきます。
     一定の濃度まで染められた糸は釜の上で二本の棒でしっかりと絞ります。慣れるとこの方法で脱水機を掛けた
     よりもしっかりと絞れるようになります。


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# by kageyama_kobo | 2009-02-25 22:18 | 色があり柄があり…

糸染めの強力な助っ人(手カギ)

糸染めを行う時、こまめにカセを繰らないとムラ染めの原因になってしまいます。しかし染液の温度が高い場合は手袋をしていても糸繰りは辛い作業です。そこで写真のように二本の棒を使って糸を繰るのですが、手際よく作業をするのには少々不便を感じます。

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# by kageyama_kobo | 2009-02-23 20:41 | 道具の話

千切り巻き…巻き始めの結び方

私の仕事の中で一番体に負担のかかる作業がこの“千切り巻き”でしょう。特に紬の反物を織る時には“玉糸”という節のある糸を使うため、この節が大きすぎると糸が引っ掛かったり、また織り込んでしまうと傷になったりするので大きな節は取り除きながら巻いていかなくてはなりません。この作業中は場合によっては一時間以上も経糸を巻きつける千切りを膝か足の裏でずっと押さえつけ糸をピンと張っていなければならないので、この動作が足や腰に大きな負担となります。

この作業の最初に千切りに巻きつけた布に経糸を結びつける工程があります。この工程で経糸を均一に張っておかないと綺麗な布が織り上がらないので、とても重要な作業です。
      この部分の結び方は何種類かあるのですが、私のやり方を紹介します。
      まず“巻きつけ布”に通した棒に経糸を何等分かにした内の一つを半分に割って写真のように結びます。


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# by kageyama_kobo | 2009-02-15 13:40 | 仕事のコツ

三つのメガネ

私が45歳の時、本を読んでいると小さな文字がジワーッとにじんで見えるようになってきました。まばたきをすると一瞬直るのですが、またしばらくするとジワーッとにじんできます。
そんな話を眼鏡屋の友人にすると一言「きっとそれは老眼だね。調べてあげるから座って」っと言われてその時に作ったのが下の写真の手前のメガネです。出来上がったこのメガネを掛けて自分の手のひらを見た時、指紋がくっきりと見えたのには驚きました。それほど近くが見にくくなっていたのです。道理で、この頃は細かい筬通しが何となく苦痛になっていたことを思い出します。
その後このメガネも経年劣化で性能が落ち(老眼が進み)見にくくなってきたので作り直したのが左のメガネです。しっかりと視力検査をして作ってもらったメガネだけに本を読んだり細かい仕事にはとても重宝しているのですが、ちょっと視点が遠くなる機織りの仕事には性能の落ちた以前のメガネがピントの位置が遠いので都合がいいのです。今では最初に作ったメガネは機織り専用となりました。

後ろにあるもう一つのメガネは、実は母のお古の老眼鏡です。私にはとても度が強くて普通では使えないのですが、小さな結びコブを針先で解いたり、暗い場所で細い糸を結ぶ時などはとても重宝し、今では無くてはならない私の必需品です。

こんなふうにいくつかのメガネを使い分ける楽しみは「きっと若いもんには味わえないだろうな!」などと悦に入っている今日この頃です。

# by kageyama_kobo | 2009-02-09 20:09 | 道具の話

影山秀雄織物美術館展…初日

         今日から“池田の森ベーカリーカフェ”での“影山秀雄織物美術館展”が始まりました。午前11時前から
         会場にいたのですが、夕方まで友人知人のお客様に来ていただき嬉しい初日となりました。






               お出掛けいただいた皆様、ありがとうございました。
# by kageyama_kobo | 2009-02-01 23:16 | 発表の場

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