2009年 04月 27日
双紬(もろつむぎ)…織り始め
昨日のうちに綜絖通しと筬通しを終えていたので、いよいよ今日は機に掛けて織り始めです。
あぜ竹を通る不揃いな経糸を眺めているとムラムラとやる気が湧いてきます。
黒い緯糸を小管に巻いて杼にセットし、いよいよ織り始めです。
経糸と緯糸の不規則な太さの重なりが何とも魅力的で、これぞ“本物の紬の味わい!”。
緯糸の密度も寸間(3.8cm)110本~120本で、まずは合格点です。
一番心配していた糸の毛羽立ちはかなり抑えられています。
綜絖の前後の経糸の引っかかりもなく開口は完璧!どうやら今回は糊付けが成功したようです。
…とは言ってもたまには切れます。それでも昨年夏に織った時と比べれば切れる回数は格段に少なく、
嘘のようにスムーズに織り進めます。
前回は“???…”の連続でしたが、今回はその時の反省が活かされ、この糸の扱いに少しだけ自信が持てました。
by kageyama_kobo
| 2009-04-27 19:53
| 仕事場の風景