2008年 06月 10日
足癖
私が現在使っている織機(しょっき)が我が家に来てからかれこれ40年が経ちます。
始めは父が使っていたものを私が引き継いだのです。
織機の踏み木がまっすぐ上下するためのガイドの部分を『鳥居(とりい)』と呼びます。
私の織機の鳥居の縦棒はご覧のとおり、足癖の悪さからか見事に磨り減っています。
あまり減らないようにと時々ロウソクをこすり付けて滑りがよくなるように手入れをしているのですが、
それでも40年間使い続けていたらこのようになってしまいました。
何年後か、この部分がキョウギのように薄くなって破れてしまう日が来るのかと、鳥居を見るたびに想像しています。
私の織機の右横に並んで母が使う織機があります。
ほぼ同じ時期に我が家に来た同じ型の織機ですが、こちらの鳥居は棒の磨耗も少なくきれいな姿をしています。
きっと母は足癖がいいのでしょう。
始めは父が使っていたものを私が引き継いだのです。
私の織機の鳥居の縦棒はご覧のとおり、足癖の悪さからか見事に磨り減っています。
あまり減らないようにと時々ロウソクをこすり付けて滑りがよくなるように手入れをしているのですが、
それでも40年間使い続けていたらこのようになってしまいました。
何年後か、この部分がキョウギのように薄くなって破れてしまう日が来るのかと、鳥居を見るたびに想像しています。
私の織機の右横に並んで母が使う織機があります。
ほぼ同じ時期に我が家に来た同じ型の織機ですが、こちらの鳥居は棒の磨耗も少なくきれいな姿をしています。
きっと母は足癖がいいのでしょう。
by kageyama_kobo
| 2008-06-10 15:53
| 仕事場の風景